Matsuyama Transit

路面電車のカーブが市街地の呼吸を描く。

交差点の信号待ちで時間が限られていたので、構図を事前に決めて待ちました。濡れた路面が光を拾う瞬間を狙い、シャッター速度を1/125秒に保っています。

坂道を登る電車が街の時間を刻む。

坂道の勾配を見せるため、サイドからの角度を選びました。車体の色が鮮やかに出るよう曇天でも露出をプラスに振り、背景の建物がうるさくならない距離を確保しています。

黄昏の交差点で光がシルエットを浮かび上がらせる。

斜光が人影を長く伸ばす時間帯に合わせて待ち、露出を-1EVにして空の彩度を保ちました。信号の色が画面にバランスよく入るよう、立ち位置を微調整しています。

アーケードの看板と人流がリズムを刻む。

天井の照明が均一になる位置を探し、看板のリズムが揃うフレームを選びました。歩行者の流れが重なりすぎないよう、シャッターを1/60秒にして程よい動きを残しています。